[ライブレポート] L’Arc-en-Ciel 25th L’Anniversary LIVE (Tokyo Dome, 2017.04.09)

25th-lanniversary

2017年4月9日、L’Arc-en-Ciel の25周年記念ライブ「L’Arc-en-Ciel 25th L’Anniversary LIVE」の2日目が東京ドームにて行われた。

前日同様、「虹」でライブの幕が上がる。初ミリオンを達成した1996年のアルバム「True」から「Caress of Venus」「the Fourth Avenue Café」が披露される。最初のMCでは、hydeが観客に挨拶をする。

「25th L’Anniversaryへようこそ!お待たせしました、L’Arc-en-Cielです!Hello world! Hello everyone!」とライブ中継を観ている世界中のファンへ呼びかける。「(ようやく)メンバーが揃いました!もうニホンカモシカレベルですからね(笑)」そう、彼らが揃ってステージに立つのは実に1年7ヶ月ぶりなのだ。「皆さんのおかげで25歳になりました。本当に幸せ者です。」

MCを終えると、サビの広がる爽快感が耳に残る「Vivid Colors」、そして「Lies and Truth」が続く。アルバム「ark」ならではの深みを象徴する2曲「真実と幻想と」「forbidden lover」をhydeはどこか切なげに、それでもなお全身全霊を込めて歌い上げる。

「Shout at the Devil」が終わると、メンバーは再びムービングステージに登場する。「REVELATION」では、メンバーと観客の一体感が会場を揺らす。パートチェンジでギターを担当しているyukihiroの姿はロックスターそのものだ。

続くMCでは、kenが興味津々にLED電球や蛍光灯について観客へ問いかける。(ファンには1人ずつL’edバンドが配られていた。)「1年半ぶりやん!聞きたいこともあるやん!みんな、どうしてるの?LED電球の人!蛍光灯の人!いつ替える?30周年ライブの時には替えてる?」黒ずくめの衣装とは裏腹に、無邪気な笑顔で観客との会話を楽しんでいる。

MCはkenからhydeへとバトンタッチされる。「次はリクエストしてくれた曲の中から「風の行方」をやろうと思っています。この曲(のPV撮影)で初めて海外旅行で行きました。」hydeとtetsuyaがモロッコでの思い出について懐かしんだ後、優しいギターのイントロと共に「風の行方」が始まる。ファンの間では根強い人気を誇る楽曲だ。

続く「X X X」は、hydeの誘導によって手拍子で始まる。スタンド席に「X X X」の文字がLEDで浮かぶ。h.NAOTOデザインのポリスハットを被っているhydeからは、80年代の洋楽アーティストを思い出させるような妖しさが溢れ出ている。

3枚同時にリリースされたシングル「花葬」「浸食 ~lose control~」「HONEY」のあとは、前日とは一味違うkenのギターの音色が東京ドームを包む。L’Arc-en-Cielを象徴する彼のギターサウンドは、いつも新しい世界観を作り出す。続く「MY HEART DRAWS A DREAM」では、会場全体がひとつとなって「夢を描くよ」と合唱し、「NEO UNIVERSE」では、ギターとベースの高低音が美しく交わる。

ラストスパートでは「STAY AWAY」「Driver’s High」「READY STEADY GO」とエネルギッシュな定番曲が演奏される。勢いの止まぬまま、ライブの本編は終了した。

アンコールは最新シングル「Don’t be Afraid」で始まる。L’Arc-en-Cielの進化を見せつけられるパワフルな楽曲だ。

「お元気ー?」とtetsuyaが観客へ聞く。「今年25周年でしょ?4月8日と4月9日の2daysでしょ?4+8+4+9=25なんですよ!」偶然とはいえ、ファンも驚きを隠せないようだ。「でも4とか9ってあんまり良い数字ちゃうやん?そんなの気にしないか。いや、俺も全然気にしてないで!」と言うと、hydeがすかさず「てっちゃん、神経質(笑)」と突っ込む。「全然ちゃう!もう俺、すごい適当人間!」と必死に否定するtetsuyaとhydeの微笑ましいやりとりにファンは大笑いだ。

「Blurry Eyes」「Link」を終えると、最後の挨拶でhydeは過去の25年間を振り返る。スタンド席には、LEDによって「25th L’Anniversary」という言葉が浮かんでいる。

「ありがとう。本当にありがとう。25周年で何が変わったのかな、って考えてたんですけど… 昔は理想を追いかけてたかな。好きな音楽だったり、好きな先輩だったり。でも気がついたら、たくさんかわいい後輩ができて。いつかその場所に行く、って言ってくれる威勢のいい後輩がどんどん増えて。やっぱりL’Arc-en-Cielでやってきたことは間違いではなかったんだろうな、と。でも、たくさん後輩はできましたけど、まだまだ負けるわけにはいかないので!逃げ切るつもりで行きたいです。」そう語ると、観客からは大きな歓声が上がる。

「人生の半分以上L’Arc-en-Cielで過ごしてることになるんですよね。これからもその月日が長くなっていくと良いな、と思っています。ここまでの道のりはすごく長かったです。近道もしたけれど、遠回りもいっぱいしました。でもこうやってたくさん愛されて、今日この場所に来ることができました。楽しいこともいっぱいあったし、苦しいこともたくさんありましたけど、でもみんなの笑顔に報われました。みんなのこの笑顔に会うためにこの長い道のりがあったのだったら、悪くない道のりだったんだな、と思います。本当に今日はありがとうございました。」

白く輝くミラーボールのもとで、最後の楽曲「瞳の住人」が奏でられる。温かい拍手に包まれて、彼らのアニバーサリーライブは終わりを迎えた。


2017.04.09 SETLIST

01. 虹
02. Caress of Venus
03. the Fourth Avenue Café
04. Vivid Colors
05. Lies and Truth
06. 真実と幻想と
07. forbidden lover
08. Shout at the Devil
09. REVELATION
10. 風の行方
11. X X X
12. 花葬
13. 浸食 ~lose control~
14. HONEY
15. MY HEART DRAWS A DREAM
16. NEO UNIVERSE
17. STAY AWAY
18. Driver’s High
19. READY STEADY GO
20. Don’t be Afraid
21. Blurry Eyes
22. Link
23. 瞳の住人


Official Site: L’Arc~en~Ciel
Anniversary Site: L’Arc~en~Ciel 25th L’Anniversary LIVE

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