5月22日、House of Blues Sunset StripにてSCANDALのライブが行われた。

午後8時。ジャズスタンダード「A列車で行こう」をBGMにSCANDALのメンバーがステージに上がる。お辞儀をした後、一人一人が自分たちの立ち位置へと進む。観客には10代後半や20代のファンはもちろん、家族連れで来ている人も多い。

最初のナンバーは最新アルバム「HELLO WORLD」の「love in action」だ。RINAのドラムで始まるこの曲。ベースのTOMOMIの可愛らしい声とボーカルのHARUNAの透き通った声が対照的で素敵なハーモニーを奏でる。SCANDALのライブは音楽だけではなく、メンバー一人一人のファッションも見所だ。 動きやすそうなラフな格好がかえってお洒落だ。

続いて「サティスファクション」。「Wow」に合わせてメンバーもファンも手拍子をする。HARUNAが「オッケー!その調子!」と客席を煽る。前後の跳ね回る明るさとは真逆の、間奏の激しいロック調が印象的な楽曲だ。

HARUNAが「Are you ready? Everybody scream!」と叫び、 ギターをかき鳴らす。3曲目は彼女たちのメジャーデビューシングル「DOLL」。デビュー当時はまだ制服姿だったSCANDALもいつの間にか20代だ。 緑や紫の照明が会場全体を照らす。サビになるとファンはタオルをリズムに合わせて振り回す。メンバーとファンの一体感がすごい。ギターのMAMIのコーラスも可愛らしい。

「What’s up LA?! Let’s have fun!」とHARUNAが再び客席を煽る。続いての曲は「瞬間センチメンタル」だ。「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」のエンディング・テーマに使用されたこの楽曲。アニメを通してSCANDALの存在を知ったファンも少なくないだろう。サビのハモりは昔のガールズバンドブームを思い出す雰囲気だ。MAMI のソロの間、 HARUNAとTOMOMIはRINAのところへ向かう。

メンバー全員が後ろを向き、イントロが始まる。5曲目はバンドの1枚目のアルバム「BEST★SCANDAL」のイントロを飾る「SCANDAL BABY」だ。ファンは「はい!はい!」と合いの手を挟む。奥のテーブルに座っているカップルもリズムに合わせて体を揺らしている。MAMIとTOMOMI が中心へ歩み寄り、HARUNAを囲む。RINAはドラムを叩きながらずっと笑顔をキープしている。彼女たちの演奏中に見せる笑顔はプライスレスだ。

続いては「下弦の月」。RINAはマレットを使いシンバルを叩き、MAMIはファンにはもうお馴染みのリフを奏でる。カラフルなサイリウムがサビを明るく彩る。

6曲目が終わると、HARUNAのMCが始まる。「LAのみんな、最高だね!」と楽しそうに話す。「We just got to LA yesterday. It’s been four years! We went to Venice Beach! Shopping! We had a good time!」英語のMCにファンの歓声はますます大きくなる。「とてもLA楽しんでいます!」と一旦締めくくり、続いてメンバーを紹介する。一人ずつ大きく手を振り、LAでまたライブをする幸せと感謝の気持ちを露わにする。演奏中の格好良さとは裏腹に、MC中の可愛らしさはアイドル顔負けだ。

MCのあとは、最新アルバムの収録曲「お願いナビゲーション」だ。HARUNAが客席に近づき、満面の笑みでギターを弾く。

8曲目は「本を読む」。HARUNAはセットされたタンバリンを愉快に叩く。日曜の昼下がりにスキップしたくなるような曲だ。

目まぐるしい照明の中「缶ビール」が演奏される。タイトル通り、ビールを片手に盛り上がっているファンがいる。それにしてもSCANDALの楽曲はどこか懐かしさを感じるナンバーが多い。特にMAMIの奏でるギターは90年代のバンドサウンドを思い出す。

先ほどとは全く違う雰囲気のインストが流れる。会場はRINA コールに包まれる。RINAがギターを提げ、他のメンバーと共に並ぶ。彼女が作詞作曲を務めたナンバー「おやすみ」だ。SCANDALのメンバーは全員歌声が魅力的だ。ギターのノイズがどこか異次元な雰囲気を漂わせる。シューゲイザー風にアレンジされているこの曲。夜、寝る前に聴きたくなるようなナンバーだ。

オルゴールの音色が会場に響く。「Departure」だ。バンドの成長を見守ってきたファンにとっては感慨深い曲だろう。そんな中、このライブハウスもあと数ヶ月で閉鎖することを思い出しては、少し切ない気持ちになる。最後に「ありがとう」とHARUNAが呟く。

12曲目の「太陽と君が描くSTORY」が会場のムードを一転させる。エネルギッシュな雰囲気に思わず「I love you!」と叫ぶファンも。彼女たちのライブはまだバンドについて詳しくない人でも楽しめるライブだ。それを証明するかのように、現地のスタッフもノっている。

映画「ポケモン・ザ・ムービーXY 破壊の繭とディアンシー」の主題歌「夜明けの流星群」が続く。観客の中にはこの曲を聴きにライブへ足を運んだ子供もいるのではないだろうか。ガールズバンドならではの柔らかい楽曲だ。照明は遊び心満載に花火の模様を描く。

続いては前曲のカップリング「Your song」。テンポが早く、これから訪れる夏の季節にピッタリな楽曲だ。HARUNAとMAMIが向かい合わせにギターを弾くと歓声は増す。HARUNA が「It’s your turn!」と言うと観客は一斉に「Wow!」と歌う。RINAも立ち上がり、TOMOMIは両手を大きく広げる。

15曲目は20枚目のシングル「Image」。TOMOMIが重いベースを提げながらもステージを跳ね回る。HARUNAが「Thank you so much! SCANDALでした!」とお礼を言い、メンバーが一人ずつステージ裏へ戻っていく。

しばらくすると、左右に分かれてSCANDALコールが始まる。メンバーが再びステージに上がると同時にファンは声を合わせて「ハッピーバースデー」を歌う。そう、このライブの前の日にMAMIは25歳の誕生日を迎えたのだった。彼女は嬉しそうに「ハッピーバースデーウィークだから、明日も明後日も誕生日だから」と冗談を飛ばす。HARUNAはまた必ず帰ってくるという約束をファンにし、最後に「The next song is a very precious song for us.」とMCを締めくくる。

アンコールは2曲。最初は2013年に発売された「会わないつもりの、元気でね」。既に15曲も演奏したとは思えないくらいメンバーは元気に演奏する。クラブ・ミュージック風なイントロが流れる。最後の曲はライブで最高に盛り上がる定番曲「EVERYBODY SAY YEAH!」だ。メンバーもファンも楽しく踊っている。

こうして16曲のライブはあっという間に終わった。 彼女たちが今以上に勢いを増して再びLAに戻ってくる日が楽しみだ。

 

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★★★5月22日、ロスライブの直前に、Kawaii Kakkkoii Sugoi が SCANDALの皆さんにインタビューに答えていただきました!このインタビューの映像を是非チェックしてください!

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