[イベントレポート] FENDER×PARTY ZOO TALK EVENT

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8月6日、クロサワ楽器店主催「拡大版!お茶の水大楽器祭り」にて、FENDER×PARTY ZOOのトークイベントが開催された。世界的な人気を誇る楽器メーカーFENDERとKen (L’Arc~en~Ciel)が率いるツアー「PARTY ZOO ~Ken Entwines Naughty stars~」のコラボイベント。Ken、ヒロト (A9)、圭 (BAROQUE)、そしてDuran (Made in Asia)というストラトキャスター愛用者が集合した。ギター好きはもちろん、全般的な音楽好きも楽しめる、とても興味深い1時間となった。

まず、今回の出演メンバーとKenとの関係についてKenが聞かれると、「僕、あんまり積極的に外に出るほうじゃなかったんですけど、 グイグイくる(連絡してくる)ヒロトがいて。」と、さっそく観客の笑いを誘う。FENDERつながりで友達になったというヒロト。圭は「センスの良いギタリスト」としてヒロトから紹介されたらしい。そして、Duranとは、自身のギターテックを介して出会ったそうだ。

Ken曰く「PARTY ZOO ~Ken Entwines Naughty stars~」のイベントは「僕とは一回りくらい世代が違う仲間なんですけど、その世代の勢いが伝わるイベント」を目指しているようだ。

Duranとヒロトは 、Kenから出演依頼の電話があったそう。 圭は、ライブツアーの話題があがった時にその場に居合わせたため 、Kenから話を聞き、すぐに「出たいです」と即答したらしい。Made in Asiaに関してはファンク寄りの音楽調、そしてBAROQUEに関しては圭の独特なディレイの乗せ方などの音使いがKenの目を引いたようだ。そんな独自の音楽を築き上げてるバンドのライブを「ただで観れるって最高じゃん?」とKenが楽しそうに言う。

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続いては、出演メンバーそれぞれが自身の愛用ストラトキャスターについて説明、そして実際に弾いてみせる。「弾きたがり」なメンバーは4人とも、とても嬉しそうだ。Duranは5、6年弾いているギターを披露。ビンテージなども試してみたが、やはりこのギターが一番自分に合うのだそう。

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圭は6月に入手した、Jason Smith氏が作ったギターを最近使用しているようだ。このギターを購入した際には、Kenからたくさんのアドバイスをもらったそうだ。Duranと同じく、持った瞬間のフィット感が選ぶ決め手となった。

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ヒロト愛用のギターは貼りメイプルを駆使した、シンプルな見た目の69年製だ。改造もしたらしく、Kenがキルスイッチについて興味津々に聞いている。DJとのコラボイベントをやっている内に閃いたアイディアだそう。

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Kenのギターは初お披露目となる「ペイズリー・ファンタジー」。 「ギャラクシー・レッド」と同じく、マスタービルトはGreg Fessler氏。黒と赤をベースに、独特なペイズリー柄が金色に描かれている。宇宙にも和風にも見える印象的なデザインだ。音に関しては、Kenはピアニッシモ(とてもソフト)をうまく表現できる、やさしめの音色が出るギターが好きなようだ。少々ジャズテイストも交えた音を鳴らしながら、「いつまでも弾くよ」とドヤ顔でMCに向いて話す。 L’Arc~en~Cielの名曲「虹」のソロアレンジで、ファンを魅了する。

ヒロトが「すごく情熱的で、でもすごくロジカルで、すごくハイブリッドな感じなんですよね」と尊敬の眼差しでギタリスト・Kenについての魅力を語る。圭は「風景が見えるようなギターサウンド」、そしてKen自身の常に探究心を持ち、新しい物事にチャレンジする姿勢に対しての思いを綴る。Duran曰く、クリーンで弾くKenのギターソロはコピーするのが難しかったそう。そんな中、Kenのギターが素敵なBGMとなっている。

次に、クロサワ楽器オススメのギターを出演メンバーそれぞれが試奏する。Duranにオススメのギターは64年製のモデルをモチーフとした「ダコタ・レッド」。ダイナミックス、そしてギタリストの手癖が出やすいそう。ファンクの強い音が強調されるサウンドだ。

圭はJason Smith氏作成の「レイク・プラシッド・ブルー」を試奏。リバーブをかけると、残響によって切ない音が作り出される。自身のギターよりもトレブルが良いそう。夜明けの海辺で聴きたくなるようなフレーズが繰り出される。

ヒロトにオススメのギターは62年製スタイルのカスタムビルドだ。弾くことにあまりにも集中していると、Kenに「どんな感じか説明して」と突っ込まれる。どうやら自分のギターよりも締まっている音が出るようだ。バランスが良く、オールマイティなギターらしい。自身のギターでは繊細な音を、対するこのギターでは色々と弾きたくなるそう。

Kenは63年製スタイルの「フィエスタ・レッド」を試奏。ギターを選ぶときには、「音程がいかに付いていくか」、そして「“パッ” と“ドゥン”という音をいかに弾き分けられるか」を大切にしているそう。さまざまな擬音語でギターの音色の差について語る。ちなみに、Kenはギターの音の鳴りを 変えるために、ハサミで塗装を削っているようだ。ギターに対する深い情熱とチャレンジ精神が伝わる。

続いて、Kenはもう一本、ジャズマスターを試し弾きする。シングル「HONEY」のレコーディング当時は、ジャズマスターとジャガーの見分けが付いてなかったらしいが、どうやら前者を使用していたようだ。サステインの伸び方が、ストラトキャスターよりも短いらしい。

最後に、4人がそれぞれ「PARTY ZOO ~Ken Entwines Naughty stars~」への意気込みを語り、イベントは幕を閉じた。


 

Ken「今聴いてもらったみたいに、ストラトで色んな音が出るし、各バンドの楽曲もその(バンドの)ギタリストの個性が生きる曲になっていると思うので、そういうのが一度に観られる、楽しいイベントになると思います。ぜひ興味があったら観に来てください。」

ヒロト「ここにいる4人だけでも、ステージに立つとそれぞれの音を出して、個性を放つ部分があると思うんですけど… Kenさんが旗を上げて、このイベントを立ち上げてくれたので、ステージ袖にいるKenさんを楽しませるくらいのエネルギーの溢れたイベントになればと思います。」

圭「(L’Arc~en~Cielの)影響を直接受けているからこそ、それが僕らの中で変化していって、また新しい感じになっていくというのを、Kenさんに楽しんでもらえたらすごく嬉しいです。そして、お客さんにも楽しんでもらいたいです。」

Duran「やっぱりロックが一番と思っているから、それを楽しくやれたら、と思っています。ぜひよろしくお願いします。」


 

なお、「PARTY ZOO ~Ken Entwines Naughty stars~」はA9、BAROQUE、Made in Asia以外にもAKi、gibkiy gibkiy gibkiy、GUTS AND DEATH、そしてMUCCという豪華アーティストが勢揃いしている。詳細は公式サイトを要チェックだ。

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