• [ライブレポート] VAMPS in New York (Best Buy Theater, 05.01.2015)

    午前10時—。開演から10時間前に既に長蛇の列が出来上がっていた。アメリカではおよそ1年半ぶりの単独公演、皆久々のVAMPSライブを少しでも近くで見たいという想いで並んでいた。アメリカのファンはもちろん、日本やドイツ、世界中のファンが大勢集まっていた。改めてこのバンドがいかにワールドワイドか実感する光景だ。 午後7時。開場の時間だ。前座までの1時間もファンにとってはあっという間に過ぎるようだ。 最初の前座はFrom Ashes to Newだ。ロックとラップを混ぜ合わせた独特の楽曲はとてもテンポが良く、彼らのことを初めて知った観客もすぐに音楽にノっている。 続いてはニュージーランドからはるばると来た3人組バンドのLike a Storm。ディジュリドゥというオーストラリアの民謡楽器を取り入れたハードロック。オリジナル曲はもちろん、AC/DCの「T.N.T.」のカバーも披露し、観客はあっという間に虜に。 そして、いよいよVAMPSの出番だ。 美しいキーボードの音色。最新アルバムのイントロ「REINCARNATION」だ。ドラムのArimatsu、キーボードのJIN、ベースのJu-Kenが順にステージに登っていく。歓声は大きくなるばかりだ。そしていよいよVAMPSのお二人の登場。ギターのK.A.Zは定位置に、ボーカルのHYDEはスタンドマイクの前に立つ。 Arimatsuがハイハットでリズムを刻む。続いてファンにはもう既にお馴染みのギターリフが鳴り響く。8枚目のシングル「AHEAD」の英語版「WORLD’S END」だ。HYDEの叫びと共に、ファンは 既に最高潮かと思えるような歓声を上げる。 メンバーはエネルギッシュにステージを駆け回る。 続いては「LIPS」。アルバム「BLOODSUCKERS」が発売されてから初のアメリカ単独公演。現地のファンはようやくアルバム曲を生で聴けるこの日が待ち遠しかったに違いないだろう。HYDEの胸には今回も大きく「XIII」とローマ数字で描かれている。そんなHYDEがセンターで歌い始めると、それを囲むようにK.A.ZとJu-Kenが寄っていく。「ガーガーガー」というこの曲独特の部分になるとHYDEは観客にマイクを向けて、満足気な表情を見せてはサビを歌いだす。 前2曲に負けることなく3曲目は始まる。Mötley CrüeのNikki Sixxが率いるバンドSIXX:A.M.の前座としてアメリカを周っていた時、何度も演奏したモトリーのカバー「LIVE WIRE」だ。この1ヶ月温められたこの楽曲はどう変わったか。ファンも今までとは違う盛り上がりを見せる。 4曲目には「REPLAY」。照明が暗くなるとHYDEのカラーコンタクトは青く光る。サビで高く長く伸びる彼の声はほぼ毎日SIXX:A.M.のツアーで歌い続けていたとは思えないくらい全く疲れを感じさせない。 続いては「GET AWAY」だ。MVに映る多くの建物とNYの都会の雰囲気はどことなく似ている気もする。 「DAMNED」「EVIL」と、続いてアルバム曲が披露されていく。全米ツアーで1ヶ月を常に共にしていたからだろうか。今まで以上にメンバー同士の結束が深まっているようだ。 ピアノの音色が会場を包み込む。「VAMPIRE’S...