• [イベントレポート] FENDER×PARTY ZOO TALK EVENT

    8月6日、クロサワ楽器店主催「拡大版!お茶の水大楽器祭り」にて、FENDER×PARTY ZOOのトークイベントが開催された。世界的な人気を誇る楽器メーカーFENDERとKen (L’Arc~en~Ciel)が率いるツアー「PARTY ZOO ~Ken Entwines Naughty stars~」のコラボイベント。Ken、ヒロト (A9)、圭 (BAROQUE)、そしてDuran (Made in Asia)というストラトキャスター愛用者が集合した。ギター好きはもちろん、全般的な音楽好きも楽しめる、とても興味深い1時間となった。 まず、今回の出演メンバーとKenとの関係についてKenが聞かれると、「僕、あんまり積極的に外に出るほうじゃなかったんですけど、 グイグイくる(連絡してくる)ヒロトがいて。」と、さっそく観客の笑いを誘う。FENDERつながりで友達になったというヒロト。圭は「センスの良いギタリスト」としてヒロトから紹介されたらしい。そして、Duranとは、自身のギターテックを介して出会ったそうだ。 Ken曰く「PARTY ZOO ~Ken Entwines Naughty stars~」のイベントは「僕とは一回りくらい世代が違う仲間なんですけど、その世代の勢いが伝わるイベント」を目指しているようだ。 Duranとヒロトは 、Kenから出演依頼の電話があったそう。 圭は、ライブツアーの話題があがった時にその場に居合わせたため 、Kenから話を聞き、すぐに「出たいです」と即答したらしい。Made...

  • 【ライブレポート】和楽器バンド、アメリカツアーを前に豪華なワンマンライブで東京のファンを魅了

    文:Daniel Robson Read the English version here! ライブにスペクタクルを求めるなら、和楽器バンドのライブ以外探す必要はない。 ステージ上で、日本の伝統楽器と荒々しいギターロックの驚くべきブレンドが、民族文化を最高に押し上げる彼らのショーマンシップによって更に素晴らしいものとなる。 日本で最もエキサイティングなライブを行うバンドの一つとしての和楽器バンドの定評は、彼らの国際的成功の鍵となっている。Zepp ダイバーシティ東京での2日間のソールドアウトワンマンライブ(ジャパンツアー絢爛和奏演舞会の一環)の初日に、バンドメンバーがステージを去った瞬間、7月に開催されるアメリカカリフォルニア州でのライブ日程が発表された。 しかし先走らず行こう。少し巻き戻し、2016年5月12日に2500人の熱狂的ファンを興奮させたZeppダイバーシティ東京でのライブを味わおう。 まず、和楽器バンドは新曲を用意していた。すれ違う心を歌う切ないラブソング”Strong Fate”でライブが始まり、テレビアニメ“双星の陰陽師”の主題歌”Valkyrie –戦乙女-“をアンコール1曲目で披露した。6月24日日本発売予定のスプリットシングルのタイトルにある”Valkyrie”とは、神話に登場する女戦士のことで、荒々しいギターと津軽三味線がそれを表現していた。 そして過去の人気曲も登場した。YouTubeで4000万ビューを記録した圧倒的な“千本桜”はファンの一番人気だ。 日本民謡とロックスタイルを融合させた和楽器バンドの代表曲だ。この曲の演奏中には、蜷川べに、神永大輔、町家が完璧なロックポーズをキメ、津軽三味線、尺八、ギターそれぞれのソロ演奏は観客の目を釘付けにした。 最初から最後まで鈴華ゆう子のボーカルは力強さと美しさを同時に見せつけた。伝統的な詩吟ボーカルスタイルを巧みに操り、“追憶”と“吉原ラメント”で郷愁をかきたて、“鋼 -HAGANE-”と“白班”では自然の力強さを表現した。 彼女のバンドメイトも激しくロックする。“戦 – ikusa-”では、ハープに似た琴と尺八が、かき鳴らされるギターサウンドを更に押し出し、エネルギッシュなオディエンスは紫色に光る棒を持ってレスポンスを送った。 エレクトリックなアレンジメントが施された”華火” と”Valkyrie –戦乙女-“は凄まじい熱と雷のような衝撃を運んだ。また、”進撃の巨人 “dTVシリーズのテーマ曲である”反撃の刃”は、ドラマチックでヴァイオレンスな世界観を完璧に表現した。...

  • [ライブレポート] Momoiro Clover Z in Los Angeles (The Wiltern, 2016.11.17)

    2016年11月17日、ももいろクローバーZ「アメリカ横断ウルトラライブ」のLA公演がThe Wilternにて行われた。今回のテーマは「日本の四季」。和太鼓や日本舞踊などの日本の文化を最大限に取り入れた見どころ満載の2時間となった。 Read the English version here! 「さくらさくら」に合わせた日本舞踊が終わると、着物を羽織ったメンバーが登場した。一人一人、観客に向かってお辞儀をする。 早着替えを済ませると、「夢の浮世に咲いてみな」のイントロが流れる。昨年のライブでも大きな歓声があがったKISSとのコラボ曲だ。「美少女戦士セーラームーンCrystal」の主題歌「MOON PRIDE」、そしてユニークな歌詞と振り付けが特徴の「マホロバケーション」が続く。 春期間が終わると、メンバーが傘を持ってステージに再び立つ。日本ならではの梅雨の時期を表現する楽曲はバラードの「キミノアト」だ。切ない雰囲気から一転、夏を代表する「ココ☆ナツ」と「ワニとシャンプー」が会場を一気に盛り上げる。日本からのファンはもちろん、現地のファンも完璧な振り付けやコールでライブを楽しんでいる。お祭り気分が楽しめる「ももいろ太鼓どどんが節」で夏期間が締めくくられる。 秋期間を彩るのは、アニメソングの「ムーンライト伝説」と「『Z』の誓い」。そして10曲目には、グループの歴史を振り返る最新シングル「ザ・ゴールデン・ヒストリー」が続く。 冬期間の最初の曲は、2012年のクリスマスライブのために発売された「空のカーテン」だ。どこか切なく、でも温かい歌詞が心に響く。12曲目にはクリスマスが待ち遠しくなる「サンタさん」が続く。 アンコール前のラストを飾るのは、本人たちが作詞を手がけた「あの空へ向かって」。インディーズ時代からファンに愛され続けている楽曲だ。 アニメファンに大人気の「Cha-La Head Cha-La」でアンコールが始まり、MCでは一人一人が改めて自己紹介をする。「フレーズを完璧に覚えてくれてる!」とメンバーも大喜びだ。MCのあとは、代表曲の「行くぜっ!怪盗少女」と「ニッポン笑顔百景」、そしてダブルアンコールで「走れ!」が披露される。 こうして2時間近くのライブは終わりを迎えた。また彼女たちがLAに戻ってくる日がすでに待ち遠しい。 2016.11.17 SETLIST 01. 夢の浮世に咲いてみな 02. MOON PRIDE 03....